北海道マラソンに参加してきた
8月の大会として、北海道マラソンに参加してきた。
前日受付
この大会の当日受付は無いので、前日までに受付を済ませる。
大通公園が受付会場。
7丁目の受付でゼッケン等を受け取った後、Tシャツの引き換えは6丁目で実施とのことだったが、札幌に慣れていないのでどっちの方向に向かうと6丁目なのかがよく分からず、少し迷った。実は、受付の場所も大通公園内の何処にあるのか迷った。
札幌の市街地における通りの名前には規則性があるので、一度理解できれば判りやすいとは思うのだけれど。
参加賞他
受付では、ゼッケンとランナーズチップ等を受け取った。
受け取った物の中にマラソン大会の冊子が入っていて、全参加者の名前が記録されている。
ランナーズチップについては「チップの動作確認」エリアがあり、読み取り機にチップをかざして情報が表示されるかの確認を行うことが出来た。
Tシャツは少し離れた場所で受け取ってくださいとのことで、受付のある7丁目から6丁目に移動して受け取り。
近くで北海道新聞さんが「応援用カウベル」を販売していたので、Tシャツを受け取った後にカウベルを購入。
大会当日
当日の天気は晴れ。スタート時点での気温は20℃。
当日の大まかな流れは以下の感じ。
05:30 | 起床 |
07:30 | 現地入り |
07:30 | 整列開始 |
09:00 | 競技開始 |
13:00 | 競技終了 |
現地入り
大通公園近くのホテルに泊まっていたので、06:30〜07:00までは朝食、07:00〜07:30で出発準備といった流れで対応。
07:00頃から沢山の人が大通公園に向かって歩いていた。
手荷物預かり
受付時にゼッケンと共に配布されたビニール袋に入れ、ゼッケンのシールを貼って、手荷物預かりにて預かってもらう。
手荷物預かりの代金は大会参加費に含まれているようで、別途支払う必要性は無かった。
ブロックごとに手荷物預かりの場所が決められているので、自分のブロックの手荷物預かり場所にて、荷物を預かってもらった。
スタート前の給食等
スポーツドリンクとバナナが配布されていたので、両方共頂く。
冬のマラソン大会の場合、スタート前に水分を取るとトイレに行きたくなる事から会場に着いたら水分は取らないようにしていたが、夏のマラソン大会の場合、スタート前に水分補給しておかないと最初の給水ポイント前に脱水症状になりかねないと思ったので、しっかり水分を補給。
レース前半
さっぽろテレビ塔のカウントダウンを見て、スタート。スタートしてから3分程度でスタートラインに辿り着く。
前半は飛ばし過ぎないように注意して、日陰を選んで走った。
後方からFブロックの人やファンラン(Gブロック、Hブロック)の人がすり抜けるように走って行く事もあったが、当初予定ではキロ6分ペースで走るところをキロ5.5分程度で走っていたので、ちょっと早すぎるかなぁと思いながらマイペースで走る。
数キロ進んで、キロ5.5分ペースで走っても汗だくにはならなかったので、そのままペースを維持して走った。
9キロ付近に長いトンネルがあり(創成トンネル)、トンネルに入った直後は日陰になるので涼しかったが、トンネルの出口付近は熱気が溜まって蒸し暑かった。
レース中盤
レースの中での難所、新川通に入る。日陰が少ない直線が6キロ程続き、折り返してまた6キロ程走る道のり。
通りに入ってから何となく向かい風を感じたので、風を避けようと同じような速度で走っている人の後ろに付いて走ったら、これが正解だった。
追いかけることで目標が出来て、長い距離を飽きずに走れた。
また、日差しを雲が遮ってくれた時間帯も何度かあって、暑さを乗り切ることが出来た。
中間点で2時間ちょうどだったので、4時間切れる可能性が頭をよぎる。
レース後半
30km地点でのタイムは2時間50分。
前回参加したフルマラソンでも30km地点で2時間50分だったが、その後急に失速。その時のイメージを思い出したのか、失速してしまった。
後はキロ6分で走るしか無いかと思いながら給水ポイントで冷水を脚に掛け、走っていたらペースが戻ってきた。
とは言え、35kmを過ぎた辺りからはキロ5.75分を維持するので精一杯。40km手前からは気持ちだけで走っていた感じ。
40kmの時点で3時間50分だったのでサブ4はダメかぁと思いながらも4時間2分台でゴール出来そうだったので、自己記録は更新出来そうだから良いと言う事にして半泣きで走った。
この時、「あぁ、もうあと2キロで終わってしまうのか」と感じたけれど、この感じは今まででは感じられなかったこと。
走っていて名残惜しいというのも何だか変な感じだけれど、何故かそう感じた。
結果
4時間1分台でゴール。自己記録を20分くらい更新できた。
もうちょいで4時間が切れる(グロスでは4時間切った) が、自身で計測した1キロごとのラップを見て、あと何をすれば1分縮められるだろうかと悩む。
レース後
ゴールした後、以下の物を貰った。
- 完走メダル
- 完走タオル
- ミネラルウォーター
- アイシング用の氷
また、スタート前に荷物を預けた辺りでバナナとスイカが配布されていた様だが、貰わなかった。
後から聞いた話だと、スイカが美味しくて好評だったとか。貰っておけばよかった。
完走証の発行
完走後、タオルやドリンクを受け取ってからヘロヘロと流れに乗って歩いて行くと、完走証を発行してくれるエリアへ。
ゼッケン番号を確認すると、即完走証を印字してくれた。
また、有料(300円)で完走証にラミネート加工してくれるサービスがあったので、利用してきた。
更衣室
会場内に設置されていたが、混み合っていたのと会場近くにホテルを取っていた事から更衣室は利用せず、ホテルに戻ってから着替えた。
ホテルにて
ホテルに戻ってから水でシャワーを浴びた。脚の疲労が酷かったので、主に脚を冷やす。
脚が冷えきってから温かいお湯で汗を流したら、思っていたよりも早く疲労回復した気がする。
あとで雑誌を読んで知ったのだが、脚を冷やした後温めて終わりではなく、冷やし→温めを何度か繰り返すと良いらしい。今度試してみよう。
楽しかった
暑かったし、疲れたけれど、カラッとしていて過ごしやすい中でのレースは楽しかった。
自己ベスト更新出来たこと、絶対に完走しておきたい国内大会の一つにて完走出来たこと、練習した成果が出て実感出来たこと、が主な要因だろうか。
北海道マラソンに向けて取り組んだ事など
攻略法ではないけれど、夏のマラソン大会に向けて取り組んだ事やレース中に気をつけた事など。
事前準備
北海道マラソンに挑戦するにあたり、普段の装備に加えて以下の装備を用意した。
ランニングキャップ
必須。暑い日差しから守ってもらうために必要。
サンシェード(日よけ布)付きの物があれば尚良い。
キャップとサンシェードが分離できるタイプのものがあるので、今回はそれを用意した。
サングラス
日差しや地面からの照り返し等からの眩しさを抑えてもらうために必要。
サングラスをすることで風雨からも守ってもらえるので、晴れていなくても効果は期待できる。
アンダーウェア
着るもので暑さ対策ができないかスポーツショップで相談した所、アンダーウェアを使ってみてはどうかと勧められたので導入。
Tシャツ一枚や、コンプレッションウェアを重ね着するよりも効果が高いと感じた。
その他装備
その他は、いつもの装備で挑んだ。
スポーツサプリメント(走る前に食べる)
パワーバー エナジャイズを用意。
マンゴーパッションフルーツ味という新しい味が発売されていた。
スポーツサプリメント(走っている最中に飲む)
ワンセコンドCCD×2、ワンセコンドBCAA×2を用意。
メダリスト、パワーバー、ショッツ等、何でも構わないのだけど、最近はこちらをよく利用している。
10キロおきに飲むイメージで用意した。
夏季の日中における練習の実施
夏季のマラソン大会なので、暑さ慣れするためにも日中に長時間走っておく練習は実施しておいたほうが良い。
練習内容はLSDで充分。キロ7~8分のスピードで、週一で20km程度、月一で30km程度走っておく。
水分は充分に採っておく必要性があるので、水筒などを持参して5キロ~10キロおきに水分補給をしたほうが良い。
レース中に気をつけたこと
焦らず、ゆっくりスタート
どの本にも書いてあるけれど、混雑を早く抜けたいからスピードを上げたり、調子が良いからと言っていきなり全開になるのは禁物。
5km程度走れば集団も自然とバラけてくるので、流れに乗っかる感じでスタートしたほうが良い。
今回の北海道マラソンからは、タイム順(過去の実績重視のタイム順)のウェーブスタートを採用とのことだったので、ストレス無くスタートできた。
なるべく日陰を走る
暑さで体力を消耗するので、できるだけ日陰を走ったほうが良い。
日陰を確保するために急に進路を変更したりすると余計に体力を消耗する上に危険なので、進路変更もゆっくりと。
中盤(19km~34km付近)は日陰すら無い直線を延々と走らなければならないでの、他で無駄に体力を消耗しないよう気をつけた。
給水ポイントは出来るだけ寄ったほうが良い
給水ポイントは2.5kmおきに配置されているが、出来るだけ寄ったほうが良い。
用意してある水は氷水なので、水は身体にかけることで暑さ対策としてとても有効。
動脈に近い首筋や足の付根、疲れてくると悲鳴を上げてくる膝・腿・ふくらはぎ辺り掛けると良い。
ついでもスポーツドリンクをもらって、水分補給も忘れずに。
スポンジの使い方
スポンジは、軽く絞って首筋や脚を冷やすのに使える。
首のうしろ辺りのウェアに挟んで走っている人を見たので実践してみたけれど、あまり効果は感じられなかった。
帽子の中に入れて暫く走る人達も居たけれど、効果は微妙そうだったので帽子の中には入れなかった。
引っ張ってくれる人を探す
自分の走るペースと同じくらいのペースで走る人を見つけて、後ろを着いて行くと走りやすい。
中盤(19km~34km付近)は日陰すら無い直線を延々と走るのだが、そこで自分と同じようなペースの人が居たので中盤の大半を引っ張ってもらった。
身近な目標を作って、それに付いていくイメージ(抜かすイメージでも良い)で走れば、単調なコースも比較的楽に走れる。
最後に
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